PROGRAM

研修プログラム

当院での研修

我々の教室の研修プログラムでは、複数の指導医とチームを組み、問診、神経所見の取り方、神経伝導検査、針筋電図、脳波、超音波検査、脳血管撮影、筋・神経生検などの検査・技能を修得し、脳神経内科領域全般でバランスの良い成長を目指します。
病棟では受持医となり、複数の指導医の監督下で診療・研修にあたります。病棟は3チーム体制を敷いており、2ヶ月毎にチームをローテーションし研修を行い、研修1年目の終わりには充分な数の症例・検査手技の経験を得ることを目標とします。後期研修後半には初診外来や専門外来を担当し、総合力を試すことができます。後期研修終了時には自己完結できる診療力を修得することを目標とします。

さらに、週1回のチャートカンファレンスと教授回診、症例検討会、抄読会、脳外科合同カンファレンス、全国の学会での講演・論文発表も行うことで、知識の研鑽に努めています。

卒後臨床研修プログラム・カリキュラム

後期研修・専門医研修の到達目標

脳神経内科領域を専攻する内科医として必要な神経疾患に関する問診・診察・診断、神経生理をはじめとした検査、治療、予防の基礎知識、およびその技能を修得することを目的とする。

後期研修医3年目(医師5年目)までは内科専門医の研修制度に準拠

内科専門医制度に則り、後期研修医1~3年目のうち1年間は出向病院での研修が必須である。脳神経内科としての研修と内科専門医の研修を並行して研修を行う。

研修プログラム1例

後期研修医
1年目
(医師3年目)

大学病院あるいは出向病院
(連携施設)で研修

内科医としての資質を伸ばすこと、専門分野の基礎力強化。

  • 救急外来を担当し、内科・神経救急の診療能力を高める。
  • 多数の患者を受け持ち、病棟診療能力を高める。
  • 基本的神経診察・病巣診断を身に着ける。
  • 神経生理をはじめとした検査・手技を実践、読影を行う。
後期研修医
2年目〜3年目

大学病院あるいは出向病院
(連携施設)で研修

  • 神経難病から神経救急疾患まで幅広い領域の知識と技術の習得に取り組み、強化する。
  • 神経common diseaseの対応が自己完結可能な状態となる。
  • 神経専門医取得にあたって充分な症例、検査件数を修了する。
後期研修医
4年目〜5年目

大学病院で研修

多職種とともに集学的医療を担える医師として管理能力を高める。

  • 病棟チーフ、サブチーフを経験する。
  • 初診外来や専門外来を担当する。
  • 医学研究や大学院進学を考える。

脳神経内科専門医取得の要件

専門医資格を取得するには、専門医認定試験に合格することが必要である。専門医認定試験を受けるには、認定研修施設において専門医制度規則施行細則で定められた、初期研修を含む6年以上の臨床研修を行い、また3年以上の日本神経学会正会員歴であり、かつ日本内科学会認定内科医あるいは内科専門医であることが必要である。
研修内容は、専門医制度規則施行細則第6条に明記されている研修カリキュラムにのっとって行う。日本神経学会で、学会報告を演者として2報以上発表が必要である。

研究業務

臨床業務と平行して、あるいは大学院に進学し様々な研究を行います。やる気のある人は後期研修の開始時から研究を開始する事も出来ます。臨床と研究の両立は大変ですが、皆様の努力次第です。臨床研究の分野では豊富な症例数に基づく神経難病研究、自己免疫性脳炎研究、頭痛研究などの多くの分野で業績を残しています。

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